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株式会社NTTドコモの「畑アシスト™」のZETA通信に NTTが研究開発したIoT向け軽量認証認可方式が搭載されました

株式会社NTTドコモは、ドコモが提供する営農支援プラットフォーム「畑アシスト™」※1 に、NTTが研究開発したIoT向け軽量認証認可方式※2 、静岡大学が研究開発したクラウド型AI灌水※3 を搭載することにより、高品質な野菜を安心・安全かつ効率的に栽培できるシステムの実証実験を行うと発表しました。

今回の取り組みは、IoT機器のアクセス制御、データ・通信の暗号化などのセキュリティ機能を、狭帯域なネットワーク環境(ZETA)かつCPU性能などリソースが限られたIoT機器でも動作可能な認証認可方式を世界で初めて実現したものとなります。

本技術の適用は、ZETAによるIoTサービスの更なるセキュリティ向上に大きく寄与するものと期待されます。

NTT発表URL:
https://www.ntt.co.jp/news2020/2002/200212b.html

静岡大学発表URL:
https://www.shizuoka.ac.jp/sp/news/detail.html?CN=6203

※1「畑アシスト™」
営農支援プラットフォーム「畑アシスト」は、株式会社NTTドコモの商標です。詳細についてはこちらのURLをご参照下さい。
https://www.nttdocomo.co.jp/biz/service/farmassist/

※2 IoT機器向け軽量認証認可方式
ヨーロッパにおける最も著名なセキュリティ分野の国際会議の一つである「ESORICS2019」にて発表済(“Strongly Secure Identity-Based Key Exchange with Single Pairing Operation”)の技術であり、IDベース暗号を利用した認証方式です。従来の方式よりも、低通信量での認証を実現できるため、IoT機器に適しています。

※3 クラウド型AI灌水
農業にコンピュータを活用する分野における著名な国際ジャーナル「COMPAG」に掲載済(“Multimodal Neural Network with Clustering-based Drop for Estimating Plant Water Stress”)の技術であり、環境センサーデータと草姿画像データをマルチモーダルに学習させることで、複雑な水分ストレスを従来の方式よりも高精度に推定するAIをクラウドサーバで稼働させて灌水制御を行います。


2020.2.14掲載 / 新着情報