Public Seminar Q&A
ZETAにはZETA-P、ZETA-S、ZETA-L、ZETA-Gの4種類のプロトコルがありますが、どうしていくつものプロトコルがあるのでしょうか?
IoTには様々なアプリケーションがあり、それぞれのアプリケーションにより要求する性能、機能などが異なります。それぞれの要求に対して、一つのプロトコルでは対応できない為、ZETAはマルチプロトコルで対応しています。
- ZETA-P:常に受信を待機して、データがあれば、すぐ送信するのが特徴です。消費電力が大きく、大規模なネットワークには適していませんが、リアルタイム性が優れていますので、小規模なネットワークに適しています。PoCプロジェクトにはZETA-Pをお勧めします。
- ZETA-S: タイムスロットを割り当てると、すべてのデバイスがスケジュールされます。タイムスロットが来たときのみ発信するのが特徴で、通常はスリープ状態になっていますので、消費電力が抑えられます。遅延が大きく、ペイロードのサイズが小さい点がありますが、大規模なネットワークに対応可能です。本格的な適用にはZETA-Sの採用をお勧めします。
- ZETA-L:ZETA-Sと同じ仕組みですが、ダウンリンクを優先し、パトロール機能も備え、スマートライティング専用プロトコルです。スマートライティングのZETA-Lは日本ではほとんど使用されていません。
- ZETA-G:発信のみ、受信なしが特徴の、ZETag専用プロトコルです。非常にシンプルなプロトコルの為、実装コストが安いのが特徴です。物流などの資産管理のプロジェクトにお勧めです。
それぞれのプロトコル間に互換性がない為、導入時に選択する必要があります。