Messageごあいさつ

代表理事 朱 強

私がZETAと出会ったのは、2016年にテクサーを創業して間もない時期でした。ZETA規格を開発したZiFiSense社のCEO李卓群博士には、共通の友人の紹介でお会いしました。李博士はイギリスのケンブリッジでLPWAN(Low Power Wide Area Network)の新しい規格であるZETAの技術を確立し、2013年にZiFiSense社を創業しました。ZETAは、UNB(Ultra Narrow Band)、双方向通信、電池駆動可能な中継器で構成されたメッシュ・ネットワークなどを特徴とする画期的な規格であり、スター型のネットワークを採用してきた既存のLPWANの規格と比べてまさに夢の規格でした。李CEOは、ZiFiSense社創業後すぐに中国でのZETAの事業展開を行い、この分野での後発組でありながら、現在ではChina Tower社と全面協力して早くも中国の全土のIoT通信インフラ・プロバイダとしての優位性を確立してきました。スマート・ビルディング、スマート・ライティング、スマート農業・水産業などのIoTアプリケーション・プラットホームも構築し、AI技術をエッジに実装するエッジ・コンピューティングの最先端を行くAIoT技術を利用した温度、振動、音センサも開発し、常に業界を一歩リードして来ました。

日本でこのZETA技術をいち早く評価したのは、QTnet社とアイティアクセス社が実施した九州椎葉村のチョウザメ養殖場プロジェクトでした。生簀の水位、Ph値、溶存酸素濃度、水温を3G信号も届かない山間部で24時間連続監視するために、ZETAのメッシュ・ネットワークが大活躍しました。その後凸版印刷社も、GPSタグを用いた高齢者および児童見守りシステムの評価を通じてZETA技術の圧倒的な技術的優位性を認識し、日本製のZETA通信モジュールを製造するという決断をされました。

より多くの人にZETAの技術を理解していただき、広くIoTビジネスに利用し、日本での超スマート社会の実現を加速するために、凸版印刷、QTnet、アイティアクセス、テクサーの4社がZiFiSense社と合意して、2018年6月1日に日本でZETA Allianceを設立しました。このアライアンスは、ZETAの優れた技術を様々な社会問題に適用することで超スマート社会の実現に貢献するという大きな目標を掲げ、·より多くの仲間に参加して頂くために2か月という短期間で立ち上げられました。2018年7月13日に新横浜で開催された第1回目のZETA Alliance Dayには、53社91名の方にご参加いただき、そのうちも10社が新たにアライアンスに加盟されました。

一つの技術からスタートして共通の目標を掲げ、小さくグループからスタートし、日本でアライアンスを立上げ、より多くの仲間が参画し、一つの目標を向けて協力して邁進して行けば、やがて世界中に広まります。これが私たちの夢であり、我々がこのアライアンスを立ち上げる原動力でもあります。

イギリス発の技術、中国での実績、日本発のZETAアライアンスにご参加頂き、大きな目標の実現向けて一緒に頑張ってみませんか?

2018年8月31日 ZETAアライアンス 代表理事 朱 強